お墓が完成するまでの流れ
墓石を決める
01.デザインを決める
デザインは大きく分けて「和型墓石」「洋型墓石」そして最近注目を集めている「デザイン墓石」とあります。また、お墓の形や大きさに決まりはありませんので、原則的に予算が許せば自由に形を決めることができます。しかし、墓地には区画が定められていますので、その区画に収まる大きさということになります。また、墓地によっては形式についてある程度の規制をしている場合もあります。
02.石の種類を決める
お墓は何代にもわたって子孫に受け継がれていくものです。したがって硬度が高く、風化しにくい石を選ぶことが大切にです。風化作用に強く、磨くと光沢が出る素材として知られるのは花崗岩、安山岩、閃緑岩、斑糲岩などです。
一般的に「御影石」と呼ばれている石は花崗岩の総称です。御影石は墓石として最も人気があり、国内の産地としては茨城県[稲田みかげ]、山梨県[甲州みかげ]、愛知県[三州みかげ]、香川県[庵治石]、山口県[徳山みかげ]が有名です。
現在では多くを外国から輸入しています。中国、イタリア、ウルグアイ、アメリカ、オーストラリアといった国々から様々な石が輸入されています。最近の傾向として関西では青っぽいものが、関東では白系、グレー系や黒系の色が好まれています。
03.刻む文字を決める
- 刻む文字について…
- 墓石に刻む文字は、お寺や霊園によって、ある程度の決まりごとのある場合と、全く自由な場合とがありますので予め確認をしてください。
- 書体(文字のデザイン)について…
- 書体は印刷物と同じで様々な種類から選べますが、分かりやすいということで楷書体が好まれます。字体は新仮名遣いよりも旧字を使うのが正式とされていますが特に気にすることはありません。
- 墓誌に刻む内容について…
- 家のお墓の場合、故人の戒名や死亡年月日などを墓石の側面に刻みますが、墓石とは別に墓誌を建立することもあります。