有限会社小池石材店

Q&A

墓石Q&A

Q.「良いお墓」と「悪いお墓」の違いを教えてください。

お墓はどんな建て方をしたとしても「悪いお墓」にはなりません。建てたお墓を「良いお墓」にするのも「悪いお墓」にするのも、すべてはお墓をお守りする方次第です。
石の品質で良し悪しを言うならば「一番高い石の品質が一番良い」とも言い切れません。何を持って品質を「良い」「悪い」とするかは、石材店ごとに考え方に違いがありません。
石材店を選ぶ時に、店主にお墓に対する考え方を聞いてみてください。
また、お墓は「高ければ良い」というものではありませんが、安すぎるものに良いものはありません。お墓にも適正価格があり、「価格に見合った仕事」というものがあります。
本当に良いものは技術の高い職人が手間隙かけて作っているため、それなりの費用もかかります。

Q.お墓に使う石材と特長について教えてください。

お墓に使われている石の種類は300 種類にものぼり、国内だけでなく世界各国から輸入されています。

代表的なものとして

花崗岩(かこうがん)
お墓の石として最もよく使われています。硬度がとても高く、磨くほど艶(ツヤ)もでて、耐久性もあります。一般的には「みかげ石」と呼ばれています。
庵治石・大島石・真壁石・稲田石など…。
安山岩(あんざんがん)
花崗岩に次いで使われることの多い石材です。吸水性がやや高いものの硬度が高く、耐久性もあります。小松石・山崎石など…。
斑レイ岩(はんれいがん)・閃緑岩(せんりょくがん)
一般的には「黒みかげ」と呼ばれています。国内産の黒みかげは数が少なく高級品とされています。浮金石など…。

Q.墓地の種類について教えてください。

墓地や霊園は経営主体や管理者、形態などによって大きく4 つの種類に分けられます。

公園霊園
都道府県や市町村などの地方自治体が管理・運営している墓地で、都営霊園・市町村霊園などがこれにあたります。申し込みは各都道府県や市町村役場です。
自治体管理のため運営は安定しており、民間に比べて費用も低いため、購入する際の競争率は高く抽選になることが多々ありあます。また資格制限も設けられていますので事前にお調べください。
民営霊園
民営霊園とは公益法人(財団や宗教法人など)が許可を受け管理・運営している墓地です。宗教法人が管理・運営していても○○霊園として宗旨宗派を問わずに販売しているものを 一般的に民営霊園と呼んでいます。購入についても資格制限がなく、宗派についても問わない所がほとんどです。
寺墓地
寺院が所有、管理・運営している墓地です。その多くが市街地にあり、利便性が高いと言えます。常に住職がいるために墓地の管理が行き届いているところが多く、法要の際だけでなく日常的に安心して管理・供養を任せられます。安心な反面、お布施や寄付金の負担義務がある場合もあります。

Q.墓石の種類を知りたい

墓石の形や大きさには、特別な決まりはありません。基本的に形は自由に決められます。ただし、区画は決められているため、それに治まる大きさにしなければなりません。
また、墓地によっては仕様についてある程度の規制をしている場合もあります。
従来、墓石のデザインは「和型墓石」と「洋型墓石」が中心でしたが、最近では故人をイメージしたものなど個性的なオリジナル墓石も登場しています。

和型墓石
日本で古くから建てられている角柱型の墓石です。
洋形墓石
公園墓地などにみられる横長の墓石を用いたお墓です。
オリジナル墓石
自由な発想で個性を出した墓石です。デザインなど石材店に相談してみましょう。

Q.納骨の手続きについて知りたい。

遺骨をお墓に収めるには「埋葬許可証」が必要になります。病院などの医療機関から「死亡届」を受け取り、それを役場に提出して「死体火(埋)葬許可証」の申請をして発行してもらいます。交付された「死体火(埋)葬許可証」を火葬場に提出すると、火葬済みの印を押して返却されます。これにより「埋葬許可証」が発行されます。墓地の管理者に「埋葬許可証」を提出すれば埋葬を行えます。

Q.自宅から墓地が遠いのでお墓を移したい…。どうすればいいの?

転居などで墓地が遠くなり管理するのが難しくなった、また故郷にあるお墓を守る人がいなくなってしまったなどの理由があれば、お墓を移すことができます。これを「改葬」といいます。
改葬には法的な手続きがありますので、役場に相談してみてください。

Q.「永代供養料」と「永大管理料」について教えてください。

お墓や墓地は普通の不動産とは違い、土地の「所有権」を売買するものではありません。寺院や霊園から墓地区画の「(永大)使用権」を購入したり、譲渡されたりするものです。
「永代供養料」とは墓地の「使用権」を手に入れるために支払う費用のことです。「管理料」とは文字通り墓地を管理するための費用です。共有部分(通路・駐車場・施設)の維持管理や霊園内の水道光熱費、ごみの処理などに使われます。この費用の支払方法はその墓地・霊園によって様々ですので、一度問い合わせされると良いでしょう。